日光東照宮をはじめとした「東照宮」と呼ばれる家康公を祀った神社のうちの一つ、世良田東照宮(せらだとうしょうぐう)が群馬県太田市にあります。
パワースポットとしても知られている由緒ある神社です。
今回はその世良田東照宮の由来とおすすめスポットをご紹介します。
太田市でお出かけするなら世良田東照宮へ!由来と概要
世良田東照宮とは、全国各地にある徳川家康公を主祭神「東照大権現」として祀る東照宮の一つで、国や県の重要文化財・史跡に指定されている由緒のある神社です。
世良田は徳川氏ゆかりの地であることから、1644年に三代将軍徳川家光公が、先代秀忠公が造営した日光東照宮から拝殿・唐門・神廟などを移築し、本殿を新たに創建ののち東照宮を勧請しました。
お出かけ前に見どころチェック!太田市の世良田東照宮には本殿ほか重要文化財が多数
先に述べたように、世良田東照宮は創建の際に日光東照宮の古社殿を移築したもので、本殿、拝殿、唐門などが国の重要文化財に指定されています。
見どころがたくさんあり、以下に参拝する際に押さえておきたいおすすめスポットをあげてみました。
拝殿
日光東照宮奥社拝殿として元和年間(1615年~1623年)に創建され、寛永17~19年(1640年~1642年)に徳川氏発祥の地である世良田へ移築されました。
名工中井大和守正清最後の作ともいわれており、その建築様式は桃山時代の特色をよく残しています。
唐門
日光東照宮より拝殿とともに移築された奥社神廟前にあった唐門で、これに付随して透塀が本殿をぐるりと囲んでいます。
鉄燈籠
秋元越中守長朝の命により制作され、明暦4年(1658年)に世良田東照宮に奉納された高さ約5メートルの鉄製の燈籠で、奉納当時は日本一大きい鉄燈籠といわれていました。
本殿彫刻
「巣籠りの鷹」は伝左甚五郎作、狩野探幽画によるもので、松の木で作られた巣に籠るひな鳥を左右の親鳥が見守る様子は 家族愛や子孫の安泰、家内守護を表しています。
御黒門
この門の蹴放し(溝のない敷居)をまたいで参拝すると良縁が成就するといわれていることから、縁結びの門とも呼ばれています。
宝物館
重要文化財の太刀や将軍の命による修復記録を記した棟札、県重要文化財三十六枚の歌仙図、家康公の「御鎧召初式」に用いられた甲冑など、貴重な所蔵品が展示された場所です。
また世良田東照宮は桜の名所としても知られており、県内一の大きさを誇る御神域桜ソメイヨシノをはじめ数十本の桜の木が植わっているので、花見の季節には境内を埋め尽くすかのように咲き乱れる美しい桜とともに東照宮を臨めます。
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