一般的に、エレベーターなしの賃貸物件は、条件から外される傾向にあります。
それは、毎日の階段の上り下りは大変だと考える方が多いからでしょう。
避けられがちなエレベーターなしの物件ですが、メリットもあります。
この記事では、エレベーターなしの賃貸物件のメリット・デメリットをご紹介します。
エレベーターなしの賃貸物件入居のメリット
エレベーターなしの物件のメリットとは、やはり家賃の安さでしょう。
同じ条件の物件でも、エレベーターの有無で家賃に違いがでます。
エレベーターを設置すると、電気代や定期点検費などコストがかかるので、その分が家賃に上乗せされてしまうからです。
家賃の安さを重視している人にはおすすめでしょう。
次のメリットは、エレベーターを待つストレスがないことです。
はじめからエレベーターを使う選択肢がないので、忙しい朝にエレベーターをイライラしながら待つ必要はありません。
階段を自分のペースで下りて、そのまま駅に向かえます。
さらに毎日の階段の上り下りが運動になるでしょう。
運動したくても続かない人、生活習慣病が気になっている人、リモートワークで運動不足の人など、近年運動が必要な人は多い傾向にあります。
持続できなかった運動を日常生活に取り入れることで、身体だけでなく精神も鍛えられるかもしれません。
最後のメリットは、危険を回避できることです。
もしエレベーターのなかにいるときに地震がきたら、閉じ込められてしまうかもしれません。
そのリスクを避けられるのも、エレベーターなしの物件のメリットではないでしょうか。
エレベーターなしの賃貸物件入居のデメリット
引越しの際は、引越し業者に「エレベーターの有無」を聞かれます。
エレベーターなしの物件は、階数が高ければ高いほど追加料金がかかってしまい、引越しだけでなく、大型家具や家電を搬入する際も発生する場合があります。
ほかに、好みの大型家具が置けない可能性があるのはデメリットでしょう。
階段や踊り場の幅によっては、購入品を搬入できないかもしれません。
最後のデメリットは、生活スタイルの変化によって生じるものです。
若い新婚カップルが、はじめは問題なく暮らしていても、新しい家族の誕生後、生活が不便になる可能性があります。
赤ちゃんとベビーカー、スーパーの袋を持って階段を上るのは危険も伴うので、できれば避けたいでしょう。
以上のようにデメリットもあるので、今だけではなく、近い未来の生活スタイルも考慮して部屋を選ぶことが大切です。