賃貸物件をお探しであれば、浴室乾燥機の有無が気になるでしょう。
しかし、その種類やかかる費用についてきちんとご存知の方は限られます。
実は、電気式とガス式のどちらを選ぶかで、そのパワーやランニングコストが大きく変わるのです。
今回は、賃貸物件をお探しの方向けに、浴室乾燥機についてまとめました。
賃貸物件に設置する浴室乾燥機の種類とは?①電気式
電気式浴室乾燥機は電気を熱源とするタイプの乾燥機です。
ガス式に比べてランニングコストが抑えられるという特徴があります。
周囲の空気を取り込んで熱を発生させる「電気ヒートポンプ式」であれば、さらにランニングコストがかかりません。
パワーと乾燥時間の短さは劣りますが、コスト面では電気式に軍配が上がります。
また、屋外に熱源機を設置する必要がないことも重要な特徴です。
設置スペースを取らずにすむのは、あまり広くない賃貸物件においては大きなメリットと言えるでしょう。
賃貸物件に設置する浴室乾燥機の種類とは?②ガス式
ガス式浴室乾燥機とは、その名のとおりガスを熱源とするタイプです。
ガス給湯器で沸かしたお湯を循環させて温風を出す仕組みになっています。
浴室の外に熱源機を設置しなければならないので、広い設置スペースがなければなりません。
しかし、とにかくパワーが強いため、電気で乾燥させるタイプの約半分の時間で洗濯物を乾かせます。
毎日忙しくしている方であれば、できるだけ早く洗濯物を乾かしたいと感じる方も多いでしょう。
ガス式浴室乾燥機はランニングコストより効率を重視したい方におすすめのタイプです。
賃貸物件に浴室乾燥機を設置する場合の費用とは?
電気式の設置は専用の熱源機が必要ないので、設置するための初期費用は工事費用の10万円くらいですみます。
ランニング費用も1回あたり77円、時間に換算すれば1時間で約33円です。
一方、ガス式は諸々費用がかかります。
熱源機に20万円近くかかり、割高な印象は否めません。
また、新規に取り付けようとする場合、引き受けてくれる業者が限られてくることと、工事が1日で終わらないおそれがあることも踏まえておく必要があります。
ランニング費用も1回の乾燥で約96円、時間に換算して1時間で約64円かかります。
とはいえ、比較的ガス代が安くなる都市ガスの物件であれば、ある程度コストを抑えやすくなるでしょう。