太田市にはさまざまな文化財や歴史的スポットがあります。
今回はその中でも古い歴史を誇る文化財「金山城跡」について、歴史や特徴、絶景も楽しめる見どころまでチェックしていきましょう。
お城好きの方はもちろんこれから太田市にお住まいをお考えの方もぜひ参考にしてください。
太田市にある「金山城跡」の歴史と特徴とは?
太田市金山町にある「金山城跡」とは戦国時代につくられた「金山城」の跡地で、昭和9年(西暦1934年)に国の史跡指定を受け、平成18年(西暦2006年)には「日本100名城」にも選定された貴重な文化財です。
まずはその歴史と特徴をご紹介します。
「金山城跡」の歴史とは
金山城は文明元年(西暦1469年)に新田(岩松)家純の命によって築城されたお城です。
その後、岩松氏の重臣であった横瀬氏(後の由良氏)が城主となり、有力戦国大名の抗争が激しくなる中、越後上杉氏や相模小田原北条氏との従属関係を保ちながら生き残りを図りました。
その間に金山城は十数回もの攻撃を受けますが、一度も城の一番大事な中枢にまで攻め込まれることはなかったそうです。
しかし天正12年(西暦1584年)に小田原北条氏の直接支配下におかれ、天正18年(西暦1590年)、豊臣秀吉の小田原北条氏討伐によって廃城となりました。
「金山城跡」はこのような歴史を持つ金山城を、発掘調査に基づいて復元し保存整備された文化財です。
「金山城跡」の特徴とは
金山城は、金山全体の自然地形を利用して造られた「山城」という種類のお城で、天守閣はなかったと考えられています。
姫路城や大阪城のように天守閣のあるお城のほとんどは江戸時代以降に建てられたものであり、金山城はそれよりも古い時代に建てられたお城だからです。
「山城」とは山の急な斜面や岩盤を利用して、柵や土塁を築いたり堀切や石垣をつくったりしたお城です。
金山城も金山丘陵からなる太田市の地形を利用してつくられ、特に石垣や石敷きが多用されているのが大きな特徴です。
太田市の「金山城跡」の見どころとは
金山城跡の見どころは「馬場下通路」や「日ノ池」などいくつもありますが、中でも攻撃への見張りとして役をなした「物見台」は一見の価値があります。
物見台からは金山城周辺を見渡すことができ、赤城山、榛名山、妙義山、そして浅間山まで一望することができる絶景ポイントでもあります。
また、ふもとにある「史跡金山城跡ガイダンス施設」では、金山城跡の歴史に触れることが可能です。
散策を通じて金山城の特徴でもある石垣や堀切、土塁について理解を深めることができ、地形の変化なども体感することができる施設となっています。
太田市立史跡金山城跡ガイダンス施設
所在地:太田市金山町40-30
開館時間:9:00~17:00(入館受付は16:30まで)
休館日:月曜(休日の場合は翌日)、年末年始
入館料:無料
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まとめ
太田市の「金山城跡」の歴史や特徴、見どころについてご紹介しました。
太田市に住むご予定の方にはぜひ一度、足を運んでいただきたい歴史的・文化的なスポットです。
古い歴史を誇る壮大な金山城の姿を見ることのできる「金山城跡」で、歴史と当時の人々の技術、そして自然の素晴らしさを感じてみてはいかがでしょうか。
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