賃貸物件を探していると物件ごとの築年数が気になりますよね。
設備が古く耐震性の低い物件は築年数が古く、家賃の高い物件は築年数が新しいなど、築年数で物件の状況が違います。
賃貸物件を探すときには、何を重視するかで目安となる築年数が変化します。
賃貸物件の希望条件により目安となる築年数が違う
耐震基準は1981年に新耐震基準に改正され、震度6~7でも倒壊しないような耐震基準で建築を行う必要があります。
賃貸物件で耐震性を重視するならば、1981年以降に建てられた物件、築年数20年以内の物件を探します。
このように、賃貸物件の築年数で、物件の状況は変化します。
設備を不便なく使いたいなら、築10年以内の賃貸物件がおすすめです。
築10年を超えると設備の劣化が始まり、借りた物件に住んでいる間に設備が故障し取り替えなければならないといった可能性が高くなるからです。
設備劣化による取り換えは、基本的にオーナー側が行ってくれるものですが、その分の連絡や設置手続きが面倒になることもあります。
家賃の安さを重視して物件を探すなら、築30年以上の古い賃貸物件です。
似たような間取りの物件よりも、築30年以上経過している物件は、家賃が1万円~2万円ほど安いです。
基本的には築年数が古ければ古いほど、より安い家賃の物件が見つかります。
希望する間取りや住みたい場所にある物件の中から許容できる築年数のものを見ていくのも、一つの方法といえます。
築年数が古い賃貸物件のメリットデメリットとは?
築年数の古い物件のメリットというと、やはり家賃が安いことです。
賃貸物件では、築年数が古いほど家賃は安くなる傾向にあり、家賃は築年数10年で1割、築年数20年で2割下がります。
築10年ほどだと、新築とほとんど変わらないような設備の内外装の賃貸物件も多いため、人気の物件が多いです。
築年数が古くても、リノベーションしている物件だと内装や設備が綺麗です。
中には築年数40年や50年の物件でも、外装は古めかしくなっているかもしれませんが、内装や設備が新しくなっている物件もあります。
築年数の古い賃貸物件のデメリット
築年数の古い賃貸物件の設備は、新築の賃貸物件の設備よりも古いです。
玄関が古い、キッチンの設備が古い、お風呂やトイレの設備が古いなどがあります。
設備によっては、使い勝手が悪いと感じるでしょう。
1981年以前に建てられた建物であれば耐震性や建物の強度は低いです。
大きな地震が来れば、建物が倒壊せずとも、部屋の壁が崩れたり設備が壊れることもあります。
ただし築年数が古くても、耐震リフォームがされていると安心感が保てます。